遺影

エピソード文字数 178文字

 食事を終えたテーブルに
 汚れた皿が載っている
 さっきまで
 かつては生きていたものの肉が
 ぼくらの眼を楽しませ
 ぼくらの本能を誘っていた

 胃の中におさめてしまう前に
 きみは肉たちの写真を撮っていたね
 その楽しそうな遺影を
 ぼくにもあとで見せてくれないか
 肉たちの
 在りし日の微笑みが見たい
 ぼくらにあてがわれた(かて)を偲びたい
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