もうひとつの季節

エピソード文字数 172文字

 春と夏と秋と冬
 ぼくの信じる
 四つの季節
 でも本当は
 季節にはもうひとつの(かお)がある

 暑くもなく寒くもなく
 暖かくもなく涼しくもない
 桃の節句も七夕も
 お彼岸も追儺(ついな)も見当たらない
 ぼくが生まれたのはその季節
 ぼくが死ぬのもその季節

 四季の花々は()してしまって
 死季の七草(ななくさ)に殉じよう
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