詩の犯罪

文字数 160文字

 古典的な推理小説は
 少なくともふたつの報酬を用意する
 犯人とトリック
 どんなにつまらなくとも
 それだけは

 詩にも
 その報酬を仮定するなら
 犯人は詩人で
 トリックは押韻?
 探偵は読者
 詩を読みながら
 犯人の動機を探る
 なぜこのような詩が
 書かれなければならなかったかと
 言葉の血痕を凝視する
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