詩が守るもの

エピソード文字数 327文字

 詩はなんて役に立たないのだろう
 知識を伝えるわけでもないし
 物語のような魅力もない
 金には当然ならないし
 生産性なんてどこ吹く風だ
 想いだけしか取り柄はない
 着飾った言葉を詩と言い張り
 裸の言葉も詩と言い張る
 欲張りで怠け者な詩人たち
 枯葉みたいな言葉を吐き出す
 樹齢だけを重ねた場所塞ぎ

 でも詩のない天国と
 詩のある地獄なら
 地獄の方が生きる価値はありそうだ
 詩のない天国って
 本当に天国だろうか
 言葉を遊ばせる余地もないなら
 魂が泣いたときどうするのだろう
 なるほど天国の魂は泣かないのか
 幸せだね
 そんな魂には
 死んでもなりたくないな
 さあみんなで地獄に堕ちよう
 詩があるのなら
 怖くなんてないさ
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