笑いがシステムにしか見えなくなると

エピソード文字数 269文字

 笑いがシステムにしか見えなくなると
 いよいよ苦しくなってくる
 可笑しいから笑っているのではなくて
 そういう仕組みだから笑っているだけ
 ドミノが倒れるように広がっていく笑いに
 うすら寒い思いしか抱けない
 リンチの加害者はみな笑っているものだ
 だれも笑わない世界は息苦しいけれど
 だれもが笑っている世界も地獄のようだ
 嫌いな笑いばかりが瀰漫(びまん)していく
 まあいまさらのことではあるし
 自分が浮かべている笑いだって
 胸くその悪い笑顔でしかないけど
 こころが洗われるようなほっとする笑いが
 いまはとても懐かしい
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