墓にも言えない

エピソード文字数 204文字

 ぼんくらなぼくが
 神を信じるその理由
 墓石の下に眠るまで
 それを言うことは
 ないだろう

 ぼくはいま
 ふたつ間違いを犯した
 この国は火葬社会なので
 墓石の下に眠るというのは
 あまり適切ではない気がすること
 もうひとつは
 自分が死んだとき
 墓に入れてもらえるのが当然というような
 自惚れが透けてみえること

 ぼんくらなぼくが
 神を信じるその理由
 恥ずかしくて
 墓にも言えない
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