離人症

エピソード文字数 339文字

 ぼくって離人症(りじんしょう)なのかなあ
 その病の症状を知ったとき
 すべて自分に当てはまる気がした

 “自分が自分ではないような”
 “すべてが他人事のような”
 “自分を遠くから眺めているような”
 “自分と世界のあいだにベールがかかっているような”
 すべておなじみの感覚だ

 まあ医者にかかる気もないし
 別にどうこうしようとも思わないけど
 現代人ならだれでも覚えのありそうな感覚だし
 離人症だとしても
 離人症ではないとしても
 ふわふわぼんやり生きるだけだ
 ふわふわぼんやり死ぬだけだ

 離人隣人倫理(りじんりんじんりんり)義人(ぎじん)
 離人隣人臨時(りじんりんじんりんじ)詩人(しじん)
 離人隣人凛(りじんりんじんりん)たる死人(しにん)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み