豚に真珠、猫に小判

文字数 407文字

 聖なる物を犬に与ふな。また真珠を豚の前に投ぐな。恐らくは足にて踏みつけ、向き反りて汝らを噛みやぶらん

 それを読んでいつも思うのは
 豚に真珠を投げるという
 状況の面白さ

 なんでそうなったの?
 なにかのパフォーマンスなの?
 なんで豚に真珠を投げてるの?
 どんな事情がそこにあるの?
 もしかして泣ける話だったりするの?
 宝石を無視する豚ってかわいいな

 猫に小判ということわざも
 頭が千々に乱れる

 なんでそうなったの?
 なにかのデモンストレーションなの?
 なんで猫に小判をあてがったの?
 どんな事情がそこにあるの?
 もしかして笑える話だったりするの?
 貨幣を拒否する猫ってかわいいな

 馬の耳に念仏
 馬に念仏を聞かせようとした坊主の愚かさよ
 犬に論語
 孔子もびっくりのその試みよ
 言葉にとらわれない動物に
 言葉でまとわりつく度しがたさよ

 でも動物の詩はききたいな
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み