たったひとりの

文字数 156文字

 ぼくがなによりも知りたいと願ったのは
 たったひとりの人間のこころ
 その人とはもう会えなくなった
 離れてしまった
 無縁になった
 離れてしまった
 それでもいまだに願っている
 他人のこころなんて
 神よりも遠いなにかなのに
 それに触れられたら死んでもいいと
 いまになって
 魂を賭けている
 たったひとりのどうでもいい魂を
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み