時すでに十二月

エピソード文字数 144文字

 死をよくみると
 生きていた
 三月はそんな月だった

 詩をよくみると
 ()えていた
 九月はそんな月だった

 鈍い老人
 秋めいて痛風
 (いと)う邦人
 華やいで断絶

 時すでに十二月
 神の子の生誕を祝う佳日(かじつ)
 雨に打たれて濡れ鼠
 空には月もみえなかった
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