死句集

エピソード文字数 176文字

 殺せかし妻の首絞め秋きたる

 長雨(ながさめ)にひたぶる濡れる轢死体(れきしたい)

 爪剥がれ裸身の肉は赤黒く

 肉片はバケツいっぱい晩餐会

 少年の(ひつぎ)に枯葉を友として

 音もなく溺死の未来を割り振られ

 夕闇の薄くにじんで子と死別

 草かおる原野そちこち晒し首

 蛇を愛で鱗かじりて息絶える

 恋慕う娘いまでは眼を開けず
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