秩序の壁

文字数 175文字

 自分が死ぬことを信じられない
 他人が死ぬことを信じられない
 それは人間の盲点なのか
 どうすれば信じられるのか
 やはり死ぬしかないのか?
 死ぬときの人間も死を信じてはいないかもしれない
 身近な人間が死ぬと切ない空白が視える
 あの空白は日常のどこに隠れてしまうのだろう
 日常がつづいてしまうことが哀しい
 それがいちばん哀しい
 壁のように立ち塞がる秩序が
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