鳥詩

文字数 285文字

 鳥詩(ちょうし)
 超死(ちょうし)
 鳥への弔詞(ちょうし)

 鳥詩(ちょうし)
 蝶死(ちょうし)
 鳥への弔詞(ちょうし)

 (からす)がわたしに教えてくれた
 (つぐみ)鶺鴒(せきれい)はクズ野郎
 (すずめ)時鳥(ほととぎす)は裏切り者
 (はと)女衒(ぜげん)の色情狂
 (しぎ)(かもめ)はおたんこなす
 (わし)の愚かさ天井知らず
 (たか)のメンタル木綿豆腐
 (つる)(うぐいす)のろまの極北
 ああ鳥なんて
 ろくなもんじゃない

 人間すべてを罵るみたいに
 鳥をこよなく罵倒して
 死にかけの鴉が死んでいった
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