傘の下で

エピソード文字数 209文字

 ベンチに座って話していると
 小雨が降ってきたので
 傘をさして
 身を寄せあい
 温もりを感じながら
 話しつづけた
 あの時間は
 ぼくにとっては大切なものだけど
 あなたにとっては
 もう忘れたい過去か
 どうでもいい記憶なのかな
 そうだとしたら
 ぼくも自分に嘘をついて
 あの日はひとりでベンチに座り
 傘をさして
 ぼんやりとだれかを想いながら
 風に吹かれる雨を眺めていた
 そういうことにしておくよ
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