詩への憧れ

エピソード文字数 218文字

 鋼のように強靭な詩を読んだときの
 あの脊髄の痺れ
 雪のように淡く哀しい詩を読んだときの
 あの胸の震え
 影のように黒々と暗鬱な詩を読んだときの
 あの指先の戦慄
 獣のように荒々しく恋い焦がれる詩を読んだときの
 あの魂の(ほむら)
 ぼくに詩を書く才能はないし
 必然性も運命もないが
 だれよりもうまく言葉と遊んだ人たちが残してくれた
 なにゆえにか生まれてくれた透きとおった言葉たちへの憧れが
 ぼくの手習いを持続させる
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