心を散らしたまま

文字数 180文字

 希望が失せたことに慣れると
 腐ることに安住する
 索漠と
 道を失ったまま止まってる
 どの方向に進んで死のう?
 選択も無意味にしか思えない
 それでも死ぬまでは自由を仮装して
 動いているふりを続けなければならない
 心を散らしたまま言葉を書いている
 集中せずに書くことで
 弛緩した詩を試せないものか
 寄り道はすべきだ
 目的はもうなにもないから
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