詩といえるかはわからない

文字数 151文字

 五分もあれば
 詩のひとつやふたつは書けるけど
 詩といえるかはわからない

 一年かけて
 一篇の詩を彫琢したとして
 詩といえるかはわからない

 言葉が詩になる境界線なんて
 見たこともないし
 詩を書いたことがあるかもわからない
 皮膚の裏側みたいな言葉を
 空気にさらしてみているだけだから
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み