なにかひとつくらい

文字数 183文字

 あれほど好きだった映画に興味が薄れたことと
 テレビへのいや増す嫌悪感は
 なにか関係があるのだろうか
 映像というもの自体に
 食傷したとでもいうのだろうか
 関心がいつからか凍結している
 本と音楽は
 いまでも好きだけど
 それだってどうなるかわからない
 本も音楽も受け入れられない時はある
 好きなものが
 なにかひとつくらい残ったまま
 死ねるといいな
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み