灰空

エピソード文字数 207文字

 おう
 きみは灰空(はいぞら)に胸を高鳴らせて
 曇天(どんてん)と呼ばれるモノクロームを進む
 病的な神経が冷たい空気に慰撫(いぶ)されるとき
 きみはそこはかとなく
 亡霊の充実を感じとる
 おう
 きみの愛する寂しい廃空(はいぞら)
 きみは(しかばね)に見初められた弱さを知る
 正しい(はかり)を持った錯乱者だ
 鈍色(にびいろ)に背骨を塗りたくって
 コンパスのような歩調で(とが)を歩むがいい
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