なくしたチョコレート

エピソード文字数 201文字

 なくしたチョコレート
 さっきまであった甘味
 コーヒーのお供
 歯の敵対者
 少しばかりの官能を
 舌先と記憶にくれるはずだった
 闇色の甘いチョコレート
 どこへいってしまったのだろう
 コーヒーカップを片手にしたまま
 うろうろと探しつづける
 部屋の外へ
 家の外へ
 街の広場で
 懐かしい公園で
 駅の片隅で
 思い出の本屋で
 コーヒーが冷めてしまっても
 ずっとずっと探しつづけている
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