パン屋が神聖に見えた日

エピソード文字数 268文字

 パンはおいしいね
 焼けて焼けてこんがり焼けて
 柔らかな(はだえ)を焦げ跡で隈取(くまど)らせた
 聖者のようなパンはおいしいね

 パンは素敵だな
 並んで並んで店中に並んで
 ひっそりとしたパン屋を聖堂のような光で満たした
 木漏れ日のようなパンは素敵だな

 パンって
 パンって
 なんて清らかなんだ
 パン屋に入った時のあの静寂
 袋に包まれたパンを持つ帰り道
 魂を手に取ったようなあの心躍り
 パンさえあれば人は幸福だ
 パンさえあれば世界は愛だ

 パンを食べよう、パン屋へ行こう
 パン屋へ行こう、パンを食べよう
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