露天風呂

エピソード文字数 202文字

 湯に浸かる
 空の見える屋外で
 星の見えない冬空で
 身体が温もるのはいいことだ
 気分がどれだけ鬱いでいても
 満たされたように息をつける
 気分がどれだけ鬱いでいても

 温もった身体で
 温もった脳髄で
 相変わらず
 冷たい事実を考える
 喪ったもの
 傷つけた相手
 意味をなくした場所
 いつか温もりを取り戻せるか
 湯に浸かりながら
 空を見ながら
 相変わらず同じ人のことを考えていた
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