溺れながら

エピソード文字数 200文字

 水中に潜ると
 音が遠くなり
 世界も遠ざかる
 いつも感じている隔絶感が
 ここでは平常であるかのようで
 息がつづくのなら
 ずっと水底に暮らしたいほどに
 浮遊感のある孤独が肌に合う
 黙した青の中でなら
 ぼくはためらいなく人と語り
 手をとりあって
 和解できるのかもしれない
 溺れながらのコミュニケーション
 溺れながらの世界平和
 溺れながらの内なる祈り
 溺れながら
 溺れながら
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