“普通”が怖い
文字数 318文字
対人恐怖があまりにも募 ると
コンビニや本屋のレジのやり取りですら
勇気のいることとなってしまう
店員に商品とお金を渡し
お釣りと商品を受け取るだけ
なんなら言葉すら発しなくていい
そんなことですら
足が震え
声が出なくなるような恐怖に包まれる
他人である店員に悪意はない
あったとしてもきちんと隠されている
でもその“普通”の応対や態度が
ぼくをたまらなく怯えさせる
そしてぼくと同じような
自信もなくひたすらに暗い人にとっては
ぼくこそがその人にとっての他人であり
その人を怯えさせる“普通”なのだ
このどうしようもないありふれた“普通”の相互不信を
だれかぶち壊してくれないだろうか
コンビニや本屋のレジのやり取りですら
勇気のいることとなってしまう
店員に商品とお金を渡し
お釣りと商品を受け取るだけ
なんなら言葉すら発しなくていい
そんなことですら
足が震え
声が出なくなるような恐怖に包まれる
他人である店員に悪意はない
あったとしてもきちんと隠されている
でもその“普通”の応対や態度が
ぼくをたまらなく怯えさせる
そしてぼくと同じような
自信もなくひたすらに暗い人にとっては
ぼくこそがその人にとっての他人であり
その人を怯えさせる“普通”なのだ
このどうしようもないありふれた“普通”の相互不信を
だれかぶち壊してくれないだろうか