自分の言葉にうんざりする
文字数 300文字
言葉の扱いが
もっと上手くなれたらなあ
想像の筋道が
もっと丁寧にたどれたらなあ
すべて不足だ
書いても書いても
進歩がない
いったいなにを見てきたんだか
いったいどこを歩いてきたんだか
虚しさを嘆くのは
いちばん虚しいことだとわかっていても
ただただ虚しい
ただたださもしい
どんな言葉を書いてみても
すべてに自分が貼りついていて
うんざりする
ぼくの外にあるものは愛せても
ぼくの内にあるものは愛せない
ぼくの言葉は
外のものか内のものか
外だとしたら
ぼくはもう
なにも愛せなくなっている
内だとしたら
ぼくはもう
どこにも行けなくなっている
もっと上手くなれたらなあ
想像の筋道が
もっと丁寧にたどれたらなあ
すべて不足だ
書いても書いても
進歩がない
いったいなにを見てきたんだか
いったいどこを歩いてきたんだか
虚しさを嘆くのは
いちばん虚しいことだとわかっていても
ただただ虚しい
ただたださもしい
どんな言葉を書いてみても
すべてに自分が貼りついていて
うんざりする
ぼくの外にあるものは愛せても
ぼくの内にあるものは愛せない
ぼくの言葉は
外のものか内のものか
外だとしたら
ぼくはもう
なにも愛せなくなっている
内だとしたら
ぼくはもう
どこにも行けなくなっている