木洩れ日

文字数 206文字

 木洩れ日
 地面に浮かぶ
 光の()
 太陽を直視できなくても
 うつむいた人にまで優しさは届く
 鮮烈なあまり
 あだやおろそかには触れられないものは
 詩や音楽にも
 たくさんある
 出会いは一度きりでも
 その記憶は
 木洩れ日のように人を温めるのだ
 大切なだれかとの出会いのように
 だから太陽にまみえることを
 永遠に禁じられたとしても
 きみは嘆かなくていい
 記憶の温もりにすべてがあるから
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