夕暮れの焦燥

文字数 144文字

 出不精なので
 一日外に出ずこもっているのは
 あまり苦にならない
 ただ夕暮れ
 燃えているような夕明りが
 窓からさしこむと
 空の下に
 身一点で立っていないことを
 責められているような
 焦燥がわきあがる
 ――きょうも神様を無視してしまった
 そんな後悔が
 夜と共に訪れる
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