ほんとうの
文字数 361文字
「もし真理であるとよばれる思想があるとすれば、それは決して党派的な思想じゃありません」
好きな詩人が
マタイ伝について語った講演のなかで
そう言っていた
「どのような党派の人間から、突きつけられても、やはり真理であると認めるほか仕方がない、というふうな思想がもし可能とするならば」
可能なのだろうか
可能であってほしいな
そんな真理が
だれもが納得するような
そんな救いが
詩人は生前
色紙になにか書いてくれと頼まれると
宮沢賢治の言葉を
自分なりに仮名遣いを改めて
書き添えたりしていたそうだ
「ほんとうの考えと うその考えを 分けることができれば その実験の方法さえ決まれば」
党派的ではない思想
ほんとうの考え
そんなものが
あればいいな
本当に
あればいいな
そして
党派的ではない
ほんとうの優しさが
どこかにあれば
好きな詩人が
マタイ伝について語った講演のなかで
そう言っていた
「どのような党派の人間から、突きつけられても、やはり真理であると認めるほか仕方がない、というふうな思想がもし可能とするならば」
可能なのだろうか
可能であってほしいな
そんな真理が
だれもが納得するような
そんな救いが
詩人は生前
色紙になにか書いてくれと頼まれると
宮沢賢治の言葉を
自分なりに仮名遣いを改めて
書き添えたりしていたそうだ
「ほんとうの考えと うその考えを 分けることができれば その実験の方法さえ決まれば」
党派的ではない思想
ほんとうの考え
そんなものが
あればいいな
本当に
あればいいな
そして
党派的ではない
ほんとうの優しさが
どこかにあれば