テントの惨状

エピソード文字数 150文字

 お母さまは死んでいた
 お腹を痛めて産んだわたしの
 背骨の辺りを見つめながら
 お爺さまは死んでいた
 殴りつけられても黙っていたわたしの
 白い鱗に目が眩んだまま
 村長の(めかけ)は黙っていた
 親殺しの醜悪さに
 笑いをこらえながら
 わたしは鉈を引きずりながら
 好色なテントの外に出た
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