薄い喪失

エピソード文字数 180文字

 鼓動よ
 バカにしてごめん
 恥ずかしかったんだ
 感情の残り火が

 象の似顔絵に心臓を添える
 ありあわせの愁嘆場

 断崖よ
 身を投げなくてごめん
 疎ましかったんだ
 死の前の滞空時間が

 マーマーレードのような鈍い情熱
 いつも遅れてやってくる望み

 あーあ
 生存が上滑り
 叙情的な室外機の叫び
 空気が薄い
 なにを期待していたんだろう
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