小さな潤み

エピソード文字数 136文字

 電車に乗ると
 車椅子の青年が
 ケータイを見ながら泣いていた
 なにがそれほど感情を動かしたのだろう
 (おおやけ)の場で他人の涙に遭遇すると
 なぜかしらこちらも動揺してしまう
 公的な場で流される私的な涙
 乾いた風景の小さな潤み
 量産される日常への小さな反乱
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