言葉の涙

文字数 194文字

 言葉が泣いている
 意志も感情も伝えきれない
 自分のいたらなさを恥じて
 言葉が泣いている

 詩は
 言葉の涙を忘れない
 慰めることはかなわないが
 言葉の泣き顔をみつめている

 なぜわたしはこんなにも
 不恰好なのだろう
 わたしの失敗で多くの人たちが
 すれ違い争い傷ついていく

 言葉よ
 泣きながらでもかまわないから
 どうか笑ってくれ
 あなたの笑顔こそ詩なのだから
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