パニック

エピソード文字数 289文字

 ときどきパニックに陥る
 なにもない
 自分にはなにもない
 きっとこの先もなにもない
 なにもないのに生きなければならないのか
 そういう種類のパニック
 動悸が激しくなり
 頭の奥が熱くなり
 胃がせりあがってくるような感触
 深夜に起きることが多い
 パニックは所詮パニック
 あくまで一時的なもの
 少しのあいだなんとかごまかせば
 恐慌は去ってしまう
 なにも解決していないけど
 問題を先送りにしているだけだけど

 パニック
 それは生涯のいたるところに潜む
 眠れない夜にパニックになった人間は
 なにをすればいい?
 どこにいけばいい?
 だれと話せばいい?
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