あのときのその人の言葉
文字数 237文字
あのときのその人の言葉が忘れられない
いまこのときのその人が
もはやあのときの言葉を否定さえして
真逆のことさえ言うようになっていても
あのときのその人の言葉に
いまも魂を揺さぶられるということ
その人にはいまも敬意を抱き
いまこのときのその人の言葉もおおいに傾聴し啓発されはしても
あのときのその人の
全意志と全思考を極限まで振り絞ったような
研ぎ澄まされていてどこか優しい
あのときのその人の過去の言葉は
過ぎ去ることのない灯台の光
魂の指針
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