詩なら無限に書ける
文字数 232文字
詩なら
無限に書ける
それは無限の不毛に過ぎないのか
たとえ詩と呼ぶには値しないような拙劣な代物でも
詩なら無限に書ける
それは無限の繰り返しに過ぎないのか
どれも同じようなものであり
どれも拙いものであっても
生きているかぎり
想うことはやめられない
それはつまり
詩を押し止める堰は
どこにもないということだ
たとえ書かれなかったとしても
人間は数限りなく存在するし
想いは数限りなく生まれてしまう
だから詩は
無限に書ける
数限りない生死や音楽と同じように
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