坂道をころげ落ちていく猿

エピソード文字数 160文字

 孤独を抱えた気難しい猿が
 坂道をころげ落ちていく
 だんだん血にまみれて
 勢いづいたままころげ落ちていく

 通りの向こう側に目をやると
 住宅と住宅のあいだの坂道を
 赤い猿がころげ落ちていくのが見える
 孤独を抱えた気難しい猿が
 血ダルマになりながらころげ落ちていく
 毛むくじゃらのリンゴみたいだ
 笑えた
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