舞台の闇

エピソード文字数 186文字

 生きているだけで紗幕がかかる
 視界が狭い
 スポットライトに照らされた場所しか見えない
 真昼間なのに
 ひとりだけ舞台の闇にいる
 演じる役がわからない
 言葉を発するタイミングがわからない
 悲劇か喜劇なのかもわからない
 不条理劇かもしれない
 そうして闇の中ぎこちなく動きながら
 観客席に目をやると
 苛立ちながら舞台を見つめる
 たったひとりの観客も自分だ
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