第205話 2/9

文字数 520文字

 昼。

 気持ち悪い。
 イライラする。
 ハイボール飲みすぎか、昨晩吐いたらしい。
 記憶が曖昧だ。
 立つことすら、きつい。

 今も起きると吐きそう。
 二日酔いだ。
 昨晩、何にイライラしていたのか、思い出せない。

 理由がわからないが、なにか腹を立ててたのだろう。
 今は何も口にしたくないが、夜になればわからん。

 こうして文字を書くのも、今は苦だ。
 昨日はあんなに楽しく過ごせたのに。
 もう人生の折り返し地点だってのに、なんにも成功できてない。
 学歴も集団生活も、仕事も。
 僕が唯一、誇れるとしたら、愛する妻と子供たちだ。
 この空間を作るのに、6年間地獄を見た。

 よく「無職でも嫁さんいるからいいじゃん」とか言われるけど。
 多分、普通の人じゃ耐えられなかったんじゃないかって、勝手に思う。

 奥さんは愛してるけど、付き合ってる時に相当、相手の家族から、酷い仕打ちを食らった。
 毒親同士を持った二人だから、惹かれあったのかもしれない。
 共依存ってやつで、妻も言い方が悪いが、洗脳されてた。
 それは僕もだが。

 当たり前ってのが、良くない。
 人間、何か慣れてしまうと感覚がマヒし、それは普通のことだと錯覚してしまう。

 書いてて疲れた。
 寝るかも。

 ではまた!
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