第284話 4/7

文字数 465文字

 朝。
 記憶がない。
 夜中の3時ごろに目が覚めた。
 どんな風に寝たか、覚えてない。

 この前、博多駅を歩いていて思ったが、もうさほど怖くない。
 確かに作業所の前の通りを歩けば、身体が拒絶反応を出すけど。
 それでも、思う。

「自分の思い込みだった」と。
「僕は自由だ」と。

 彼らが僕をどんな風に思っているかは、知らないし、想像もできない。
 ただ、元々は社会的弱者の集まりだったのは同じはずだ。
 そこは今も、きっとこれからも変わらない。

 なら、別に敵対する必要性がない。
 相手がどう思うかは、その人々の自由。意思、選択。
 だけど、同じ境遇。痛みや傷を抱えた人々。

 弱者同士でいがみ合うのはナンセンスだ。

 またか、そう思う。
 僕みたいなちっぽけな人間ですら、拒絶する。
 それは違うと思う。

「文句を言っていいのは、それをやった人間だけだ」

 僕が生きてきた人生で思うのは、それしかない。

 だって、経験したことがない人間に、その気持ちはわからないだろうって。

 なんか、荒れてるのかもしれない。
 睡眠不足だからかな。

 ではまた!
 体重、91,6キロ。
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