第47話 9/9

文字数 668文字

 一昨日の友達の件で僕の勘違いだと思ったが、かなり傷ついたようで、
 その晩はかなり深酒してしまい、昨日は朝から胃痛と下痢が酷かった。
 もう書けないと思ったが、それはそれで例の作業所の思うつぼ…と思い、
 イライラして「負けたらいかん!」と自分を奮い立たせて、小説を書いてみた。

 書き出してみると案外楽しくて、そして自分の誇りまではいかないが、やりがいとか生きがいに感じられた。
 やはり今の僕には書くことしかない。
 それが唯一の仕事。
 無職だけどそう思ってないと自分を保てない。

 だから僕はこれからも書き続けないといけないとなんとなく感じた。
 書けない日もあるけど、書いていると楽しいし、嫌なことを楽しいことに変えられている気がする。
 
 今はとにかく社交不安、外出恐怖を治すことに専念するため、外での楽しい思い出を増やそうと思う。
 まだ一人では一歩も外に出れないけど、家族となら動悸はするけど、安心できる。

 ずっと思っていた。
 ここまでなんとか苦しんで耐えて生きてこれたことが、自分の能力だと思っている。
 それは他のみなさんもそうだと思うけど、辛い出来事を嵐の中、傷つきながら耐えるということはかなりのストレスだ。
 答えはまだ出ないけど、とりあえず『いま』を楽しみたい。
 無職やひきこもりの人が負い目を感じて、人生を楽しむことはわがままとダメだとかそれはちょっと違うと思う。
 楽しみを極めれば、ひとは自然と外に目がいき、上手くいけば、脱ひきこもり、もっといけば、有職につける可能性だってある。

 なんか説教くさくなったので……。

 ではまた! 
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