第203話 2/8

文字数 747文字

 朝方。
 4時ぐらいに目が覚めた。

 昨晩は結局飲んでしまった。

 昼から「気にヤン」のプロットを見直して、それから本編を書けて良かった。
 あとはストック更新して、クリスタで久しぶりにイラストをちょこちょこ書いてみたが、まあ難しい。
 思った以上に酷い。
 大まかなイメージを妻に伝えるための下書きみたいなものだが、これで修正可能だろうか?
 って、ぐらいだ。

 だが、書いていて少しずつだが、作業所のフーさんから、習った技術を思い出す。
 確かに汚い絵だが、これはこれで楽しい。
 まあフーさんに実際に習った期間は、たった二週間ほどなのだが。

 あの時は、本当にフーさんに優しく教えてもらい、落ち込んでいた僕をローリーさんが時折、肩を揉んでくれて、ボーくんも察してくれて、代わる代わる肩を揉んでくれて、他にもみんなが気を使ってくれて。
 僕は涙を堪えるのがいっぱいだった。
 なぜ、家族のために社会復帰を頑張っているのに、理解してもらえず、外部の彼らに、こんなに暖かくしてもらえたのか。

 まあおまけで、ダッチーさんもずっと僕を後ろから、片時も離れず、ノートパソコンで仕事しながら、見守ってくれていた。

 最後はトラブルで辞めて、拒絶されたというか、連絡さえできなかったので、心底腹がたったが、この想いを、彼らに伝えたかった。

 お礼ぐらい言わせてもいいじゃんって。
 特にローリーさんには、ちゃんと想いを伝えきれず、悔いが残っている。

 まあ、いつか出会ったら、どうなるかわからない。
 避けるか、挨拶するか、それを決めるのは僕とその人たち次第だろう。

 ビビりの僕だから、逃げそう。

 今日は、ニトリで買った家具の支払いにコンビニに行こうと思う。
 あとは、皮膚科にいくかも。
 それかまた映画でもレンタルしに行くか。

 ではまた!
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