第499話 10/18

文字数 858文字

 お昼前。
 散歩から帰ってきた。
 3000歩もないぐらいだけど、やらないよりマシだと思っている。
 理由つけて外に出ないとリハビリにならないから。

 予定がない日は、本屋に行くのが一番好きかな。
 特に買うものないけど、次々と新刊が出て並ぶ姿は昔からワクワクしてしまう。

 この前、娘と話していて、運動会の思い出話をしたんだけど。
 僕が小学校の一年生ぐらいの時か。
 福岡から大阪に引っ越したから、友達が一人もいなくて。ぼっちだったこともあるけど。

 元々、僕って反骨精神みたいなのが強くて。どうしても人と逆のことをしたい。やらないと気がすまないタイプ。
 それは違うかもしれない話だけど。
 運動会でクラス対抗リレーのとかあって、みんなが頑張って応援している最中、僕は「負けろ~!」とか叫んで喜んでいた。
 実に最低なガキだったんだけど。
 きっと、教師に応援を強制されたからだと思っている。

 今、考えると相当ヤバイ子供だったんだろうなと。
 子供たちも絶句していた。

 とにかく、昔から人と同じことを嫌う。
 だから、人生をちゃんと楽しめないし、苦しんでる。
 でも、それが好きなんだから仕方ない。

 ついでに思い出話があるんだけど。
 僕は15歳ぐらいまで、花や景色を見て「キレイ」とか、音楽を聴いて「いいね、この曲」と楽しむことができなかった。

 本当に楽しめるようになったのは、きっと成人したあたりからか。
 多分奥さんと付き合いだしてから、人間性を得られたのだと思う。

 しかし、未だに分からない。
 何故、あんなにキレイな景色や花を見ても、「なにこれ?」と無関心だった自分が怖い。
 友達が流行りの音楽を聴いているの見て、「なにが楽しいの?」って言っちゃって、怒られた。

 多分だと思うけど、親がアホみたいに爆音で洋楽を、車内で流していたから、音楽嫌いだったのかな。
 あと、花とか景色は、お袋が先に「キレイでしょ」っていう決めつけがあったから、無意識のうちに反抗していたのかな。

 親からの影響って怖いなって思う。

 ではまた!
 体重、81.1キロ。
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