第973話 2/25 その2

文字数 922文字


 お昼。
 久しぶりにその2を書くので、あまりよろしくない。
 酒を飲みたくて仕方ないのを、とにかく我慢してる。
 昼間から飲んだらヤバいというか、それだけは守ってる。

 責めて夕方になるまでは我慢したい。

 イライラしたり、落ち込んだり、波が激しい。

 気晴らしに書いてるのだけど。
 ネタてわけじゃないけど、昔話を書いてみます。
 もし同じことを前に書いてたらごめんなさい。

 幼稚園に通い始めて間もないころ。
 僕は3歳ぐらいで、初めての遠足が楽しみだった。
 基本そういう園外でのイベントは、園のバッグとかじゃなく、お母さん方が自分でナップサックを作って子供たちに持たせていた。

 僕の母はこの時、姑であるばあちゃんにミシンをもらったり、裁縫にハマっていた。

 それで遠足の前日、ナップサックを渡された僕は絶望した。というか、母に怒った。

「なんでキティちゃんなの!?」

 僕はてっきり、男の子が好きなキャラか、車とか飛行機の柄だと思い込んでいたので、ショックを受けた。
 別にキティちゃんが嫌いじゃないけど、リボンをつけている猫というと、どうしても女の子が好んで選ぶから。

 しかし、母曰く。

「だって生地の色は青じゃない? 男の子向けでしょ?」

 と天然ボケをかまされた。
 もう作り直す時間もないと、僕は泣く泣くキティちゃんのナップサックを背負って幼稚園に向かった。
 するとクラスのみんなが集まっていて、男の子でキティちゃんは誰もいなかった。

 僕と色ちがいの赤色のキティちゃんが4人ぐらい居たけど。
 全員女の子。

 そして一人の女の子に、声をかけられた。

「幸太郎くん、キティちゃん。好きなの?」
「いや、あのこれはお母さんが選んで……」
「でも可愛いやん」

 僕は卒園するまでそのキティちゃんを、我慢して使い続けた。
 そのせいか、今は何も抵抗などない。

 大人になってバイトの面接を受けた際。
 上司に言われた。
 
「働く時、エプロンつけて欲しいんだけどさ、今キティちゃんしかないんだ。ピンクの。味噌村くん、嫌でしょ?」
 僕は即答した。
「いえ、キティちゃんでも大丈夫です」
「ウソでしょ? 前のバイトの女の子が使ってたやつだよ?」
「構いませんよ」

 というようなオチ? です。

 ではまた!
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