第338話 5/17  その4

文字数 649文字

 夜。
 仕事あがりの奥さんと電話した。
 奥さんと話して、やっと心に平穏が訪れた。

 1日、家で頭の中をぐちゃぐちゃにしてたから、一人相撲で酷く疲れていた。

 子供たちも帰ってくると思うと、気が楽になる。
 まあ一時の間だけど、気がつくと、また胸の痛みが襲ってくる。

 奥さんにも
「少し小説は控えなよ」
 と言われた。

 自分を見失っていたのかもしれない。

 まあちょっと、リフレッシュして、それからでもいいだろう。

 そもそも僕は20年近く、書いていたなかったのだから。

 筆を折るなんて、たまに聞くが、それは違うと僕は思っている。

 筆を休めるだけだと思う。
 だって、創るのが好きだから、やり始めたわけで、僕だったら、常に妄想している。

 別にしっかり話を考えているわけではないけど、20年間、病で床に伏せていたけど。
 それでも、ストーリーは常に頭の中でも作っていた。

 ただ、書く力が、元気が足りなかっただけ。

 だから、今も休まないと。
 今後の活動に障がいが生まれる。

 ま、休んでるうちにいいネタが浮かぶかもしれない。

 今日も奥さんに酒を頼んだ。

 しかし、話は変わるのだが、最近娘たちに液タブではないが、ノートパソコンを触らせてみせてる。

 絵が好きな子達だから、学校に対して生き渋りが見える長女に、少しでも、生きがいを見つけて欲しいと渡してみた。
 中々に個性的な表現でおもしろい。
 学校なんて行かなくても生きていける。
 だって、親の僕がこうして、40年生きているんだから。

 社会からはつま弾きされてるけど。

 ではまた!
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