第382話 6/18

文字数 1,260文字

 朝。
 深酒した割には、二日酔いがない。
 昨日は、メンクリに行ったのだけど、早めに博多に向かった。
 読まない本とか売りに。
 重いし、暑いから、さっさと売りたいと先にブックオフに向かう。
 まあ気分は悪くなかった。
 好きな音楽聞いて、ステップ踏んだりして、博多歩いてもあんまり怖くないし、むしろ楽しくて仕方ない時がある。
 元気や自信が回復しつつあるのかもしれない。

 鼻歌交じりで、交差点で信号を変わるのを待っていると。
 なんか視線を感じて、反対側からくる人を、無意識に見ていたら、目と目が合う。
「んん!?」
 なんて柄にもなく、大きな声で反応してしまった。
 個人情報だから、書かないけど、ま、例の知り合いだった。と思う。
 一瞬だったし、わからないけど、なんか凄く似ていた。
 あと、あっちもこっちを意識していたように、見つめていた。
 ドキッとしたが、別に恐怖とかはなく、むしろ「へへ、なんであの人ここにいるんだ」と面白がった。

 そのあと、ブックオフで買取、買い物して、
「あの人だったら、なんて顔すればいいんだ?」
「でも、僕が博多を歩くのにためらう必要はない」
「気まずいだけだろ」
 と、再度博多に向かい、食事や買い物を楽しんだ。

 メンクリの先生とも楽しく話し合えた。
 結果的に今週はオーライで、外出もたくさんできた。
 予定を作ることで、外に出ることを増やすから、歩くし、色々な発見もできるし、小説のネタや発想が浮かぶ。
 楽しい。

 僕が今まで出来なかったこと、失敗したこと、全てを気にヤンにぶちこんで、楽しい幸せな世界にしてやろうと思えた。
 だから、今は気にヤンを大事にしたい。
 このキャラたちは憎めない、僕を元気にしてくれる子たちだと思ってる。

 で、帰宅後、一時間ほど、仮眠して、再度気にヤンの執筆。
 気分は上々で妻と晩酌をする。
 怖かったから、奥さんとエントリーしていたコンテストの二次選考を見たけど。
 結果は落選。

 まあ、それはわかってたし、一次だけでも、実績になれたから、嬉しかった。
 それよりも、僕が落ち込んだのは、他の知り合いの作者さんたちが、あまり残れなかったこと。

 なんていうか、どのコンテストも結局、安定感のある作品ばかり選んでいる気がした。
 流行りものだから、仕方ないけど、出版社も弱腰になっていないか?
 と疑問に思う。
 だけど、同時にラノベ業界、ヤバくないか?
 とも思う。
 受賞して、発売しても、昔みたいにしっかりシリーズは発売するのが少ないする気がして。
 2巻、3巻で売れ行き次第で、打ち切りが多く感じる。
 これは出版社の方針や資金の問題もあるのだと思うけど。

 時代だなとしか言えない。
 もう紙の時代は終わりに近いと感じる。
 字から絵、絵ですら、映像に代わり、その次も見えてきた。
 もちろん、残り続けるとは思うけど。
 若い子たちが果たして、興味を持ってくれるのか、と不安に思うことがある。

 たまには、創作ってやつにぼやきたかったので。

 今日は家族でお出かけ。
 楽しむつもり。

 ではまた!
 体重、89.7キロ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み