第356話 5/23 その2

文字数 1,080文字


 お昼前。
 二度寝から目を覚ますと、やはりうつっぽくて、身体が重たい。
 だが、少しメンタルは浮上しつつあるのかもしれない。

 ひょっとしたら、家に家族がいるから、安心している部分が大きいのかも。

 このあと、なにか書けたら書きたい。

 なんというか、最近思う。
 僕はなんだかんだ言って、現状の自分というに満足て、わけじゃないけど。
 苦しい時もあるし、自分を少しでもいい状態に(メンタル)改善はしたいとは思っている。

 だが、なんというか、奥さんや子供たちもいるし、たまにみんなでゲラゲラ笑うし。
 楽しい思い出もたくさんある。
 そこで思っちゃう。
「これ以上の幸福があるのだろうか?」
 そう思うと、今の世界、暮らしで充分満足しちゃっている。

 もちろん、自分自身は常に変えていきたい。
 失敗しても修正して、成功に導きたい。
 だが、人に多くのことを望めば、望むほど、相手が負担になるし。共依存になっちゃうし。
 共倒れしちゃう。
 なら、自分から少しずつ変わっていくしかない。

 僕は自分のことは、なんて言われても、あんまり鈍感というか、傷つかない。怒ることもあまりない。
 だけど、僕の家族のことを言われたりし、悪く扱われると、カーッとなっちゃう。
 これは世の皆さん、同じかもしれないが。

 自分の人生はもうほとんどあきらめてるから、
 最近は
「無職です」
 て平気で言えている自分に気がつく。
 相手がドン引きするぐらいで。

 で、これは僕の考えに過ぎないのだけど。
 結局、僕と同年代で、家族やパートナーがいない方もいると思う。

 それとは別に、僕と同年代で元気に働いて、家族と暮らしている人もいる。

 たまに聞くのだけど、
「稼いできたから、感謝しろ」
 みたいな。
「お前たちのために働いているんだからな」
 とか。

 これっておかしくないか? と。
 だって、それを言いだしたら、家族がいないシングルの人は、なんのために働いているのか?
 同じ賃金をもらっている人は、誰に感謝してもらうのか。
 会社か? 同僚か?

 元々は、家族がいる人々も、最初はゼロの状態で働きだして。
 そこから愛する人を見つけて、一緒になれて、家族になる。
 
 理由が後付けな気がして、仕方ない。

 まあほぼ、うちの親父がやってきたことで、他の方を僕が見てないだけかもしれない。
 人間、慣れってやつが一番怖いと思う。
 感覚が麻痺すると、幸せとか当たり前になって。

 気がつくと、全部壊れちゃって、後悔したときに、「ああ。あれが幸福だったのか」なんて思ったときは、孤独死。

 僕もそうならないように、ひたすら、日々精進するのみだ。

 ではまた!
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