第224話 2/23

文字数 675文字

 朝。
 首の痛みがどんどん酷くなっている気がする。
 しばらくパソコンデスクに座ることができないかもしれない。

 昨日の夕方、少し座ったが痛みが増して、食事を取るのも苦痛だった。

 メンタルは死んでる。
 夢の中にまた作業所が出てきた。
 僕だけ、無視されてるというか、嫌われ、避けられてるような夢だった。
 目が覚めると、心臓がバクバクいって苦しかった。
 絶望、最悪の気分。

 しかし、最近思うのだが、「またか」「また裏切られた」と思うことが多い。

 きっと僕は相手を信頼してしまうと、過剰なまでに、愛情を欲してしまう。
 だから、相手は耐えきれなくなって、僕を拒む。
 そして、結果的に裏切る行為を選ぶのだろうと。

 だが、思う。
 仕方ないこととはいえ、そうまでして、僕は社会的地位や少ない賃金のため、家族のためとはいえ、信頼された人を裏切りたくない。

 僕の親父が、中途半端な地位を築くのに、たくさんの人々を裏切り、嫌われ、無慈悲に切り捨てた。
 そんなイメージ、いや、噂を聞く。上を目指すということは、それだけの敵を作るのだろう。
 そんな風に思っていた。

 僕はそんなてっぺんなら、ごめんだ。
 誰かに嘘をついて、裏切って、不本意だろうと相手を傷つけて、騙してまで、何かを手に入れる。

 そうまでして、笑いたくない。

 誰かを傷つけてしまうと、自分も傷つくから。

 大事な人ほど。
 そうでもない人は別かもしれないが。

 でも、僕も知らないうちに、誰かの信頼を裏切ったかもしれない。

 想いも伝えられなくなったら、人間として関係は終わってる。

 今日も寝込んで病んでるかも。

 ではまた!
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