第91話 11/8

文字数 719文字

 昨晩も禁酒できた。
 気分はまあまあ。
 朝は爽快というか、ハイテンションだった。

 食わず嫌いな妻にアニメの「東京リベンジャーズ」を見せて、予想通りハマったらしく、僕も再度ハマった。
 OP曲が気に入って、アマゾンプライムでDLした。

 社交不安で外が怖かったけど、頭のアトピー、頭皮がかゆくて皮膚科に行こうか迷った。
 というのも、この前元気になりかけた時、親父に外で出くわして、フラバッたからだ。
 その時もトラウマで、落ち込み、家に帰って酒を飲んでしまった。
 メンクリの先生に相談すると、「味噌村さんの方がケンカしたら勝つぞ」「くたばりかけのじいさんじゃないか」と笑った。
 それを思い出し、「負けてたまるか!」と意気込み、外に出た。

 皮膚科は無事に終わったのだが、薬局で待っていると、お袋がこちらには気づいてないけど、会ってしまった。
 こういうとき、実家が近所だと本当に嫌だと痛感する。
 お袋は別に親父ほど、トラブルをおこしてないのだけど、面倒だ。
 悪いけど、お節介な人だし、僕と対立している親父の言いなりだからすぐにケンカになる。
 「お父さんが怒るから」と圧をかけてくる……。
 だから、避けるように逃げた。

 本当は、妻に「外に行けたら弁当でも買ってきなよ」とアドバイスされたのだけど、お袋がいたから、お目当ての弁当屋はあきらめた。
 しかし、このまま、帰宅するのも癪だと思い、ほか弁で新発売の弁当を買って満足した。

 小説を書く元気はまだないが、ひとりで外に出れたというだけで、僕は満足だ。
 ただどうしても、人目がナイフのように突き刺さったので、また一人で外出するときは来週ぐらいにしよう。
 無理せず、まずは断酒を優先しようと思う。

 ではまた!
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