第542話 12/6

文字数 1,046文字

 夜明け。
 身体が悪いのに、また深酒してしまった。
 メンタルが持たないから。

 昨日は結局、内科に行ってPCR受けてきた。
 あとは抗生剤とか出してもらって、様子見。
 まあ、多分ただの風邪だと思うけど。
 だから、しばらく寝込み生活。
 病院以外はなにもできない。

 パソコンも触れないぐらい、身体が重たい。
 アニメとか映画を色々見てる。

 話が変わるけど、昨日奥さんと話題にあがったから、書いてみる。

 僕は何度か人に言われた不快な思い出がある。
 相手の一方的な押し付けだと思っているけど。
「俺は、私は、仕事をしてきたんだ!」
 とか。
「仕事をしてるんだ!」
 って、マウントを取られたんだけど。
 まあ正直、八つ当たりだと思ってる。
 僕が無職の障害者だから、そうやってマウントを取れるんだろうけど。

 じゃあ、同じ職場の人にそれを言えるのか? って疑問に思う。
 あと純粋にやりたくない仕事をやっているから、労働に見合う賃金もらえてないから、そういう不満を僕へと吐き出す。

 若い時の僕は、言われて何も言い返せず、相手に萎縮するしかなかった。

 でも、おっさんになって、ちょっとは反抗することもあって。

 二年前かな。
 また兄貴が「俺は仕事をしてきたんだ!」と恩着せがましいことを行ってきたので。
 別に僕は、兄貴の家で暮らしているわけでもないので、「はぁ……」と呆れて。
 メンタルも荒れてたから、つい言ってしまった。

「あのさ、それ。健常者の言い訳じゃん」
 そしたら、兄貴が驚いちゃって。
「な、なにっ!?」
 とうろたえてしまった。
 僕って大人しい弟だったから、ビックリしたのだと思う。
 最後につい、ポロっと言ってしまった。
「そんなに嫌な仕事なら、やめたらいいじゃん。兄ちゃん、バンドやってたじゃん。好きな仕事に変えて、副業でYouTuberでもやりなよ」
 当然、激怒されて数時間に及ぶ説教を食らったけど……。


 僕だって本当は健康な状態なら、働きたい。
 就労支援も闇ばっかりだったし、A型に行く体力もない。
 障害者雇用なんて、言っちゃ悪いけど。
 精神障害は枠だけ、設けてどこも雇わないって聞く。

 差別するわけじゃないけど、噂じゃ身体障がいの方を雇うことが多いって聞く。

 情緒不安定な人が多いから、会社も対応に困るんだと思う。

 でも、例のウイルスが流行り出してから、そういうマウントを取る人は少なく感じる。
 病む人が多いし、職を失う人も多いから、明日は我が身ってやつだと思う。

 吐き出し日記になってごめんなさい。

 ではまた!
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