第197話 2/5  その3

文字数 661文字

 夕方。
 発狂しそうなぐらい孤独が辛い。
 結局、お昼食べて、ゲームする力も出ず、うとうとしていた。
 なにか嫌な夢を見ていた気がする。
 最近、夢でうなされることが多い。

 昔、今よりメンタルが荒れていたころ、僕は寝ながら夢の中で、怒りを爆発させていたらしく、夢で叫んだことを、そのまま、知らないうちに、口から発していたらしい。
 それを聞いた妻がよく、身体を揺さぶって、悪夢から目を覚ませてくれていた。
 今はそこまでないみたいだが。

 今日は、妻が遅番だから、なかなか辛いものがある。
 人間数時間も一人で黙っていると、頭がおかしくなりそうだ。

 刑務所の再現や描写として、独り閉じ込められたりするのを囚人が嫌がるシーンがあるが、多分そうなのだと思う。
 人間は孤独を嫌う。
 閉鎖病棟に入っていた時、なにかやらかすと、屈強な男たちがたった一人の患者に10人もよってたかって集まり、鍵のかかった窓もない部屋に入れられる姿を見た。
 僕も実際、しょうもないことで、看護師たちの権限により、ぶちこまれて、反省を促された。

 時計もなし、監視カメラで24時間監視、部屋に和式トイレがあるが、それもカメラで撮影されてる。汚い床に布団があるだけ。
 んで、食事の時間まで扉は閉められたまま、どんだけぶ厚い扉を叩いて、悲鳴をあげても、無視される。

 まあ家に一人でいると、それに近い感覚を覚える。
 この閉鎖病棟の話を、「閉ざされた窓」で書きたいのだけど、まとめるとなると、かなりしんどい。
 フラッシュバックが半端ないし、書き終わると、うつになる。

 ではまた!
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